核兵器は必要か

最近は、国内、国外問わずバトルロワイアル状態で、このままエスカレートすれば、最後の隠し球核兵器が登場しかねない状況です。

人間の中には、人を攻撃し怪我をさせたり殺したりするのを気にしない、攻撃的タイプ。逆に、争いを避けるタイプ。そしてその中間の理由によっては戦うタイプの3様に分ける事が可能と思われます。

その3様の人間が、同じ場所にいると最大の被害に会うのが争いを避けるタイプになるわけです。

ここで、方策としては、3者を分けてしまうのが手っ取り早く解決する方法ですが、その3者を分ける際に、見かけだけでは、その人の性格は判らないということです。

では、3者を分けた社会を作る事が困難な場合、争いが局地的なもので終わらすためには、武器の威力を落とすしか方法はありません。
最終的には、素手での争いに持っていく様にしなければなりません。素手なら争いが起こっても、死亡者の数は、せいぜい10人程度で済ます事ができるのではないでしょうか。

武器を、威力を段階的に減らす手始めに、核兵器の廃絶を行う必要があります。
何故なら、現在地上の最強の兵器は、核兵器だからです。

皆さんの中にも、自分の身を守るには、武器をが必要であると考える人も多いと思います。
確かに、個人個人の身を守るには、拳銃を携帯させればある程度の被害を減少させるのに役立つでしょう。
しかし、個人に拳銃を持たせると言う事は、悪人にも拳銃の所持を認めると言う事に他ならないのです。

核兵器も、同じ事がいえます。今の状況は、理性のある強者が核兵器を持っているから核兵器は、抑止力になるのだと言う考えです。
しかし、今現在の状況は、必ずしも理性を持った者或いは国が持つ状況になってきているのです。
そのようになった場合、核兵器の使用を止める事は誰も止める事はできないのです。

そんな事は、アメリカの歴代の大統領も考えていたのでしょう。今となっては、核兵器をこの世界から消し去る事は不可能である事を、何故なら核兵器を廃絶した後で、プロレスの悪役のようにトランクスの中から核兵器を取り出して殴りかって来るかも知れませんから。(この例え古いですね。今のプロレスに昔の悪役レスラーのような人は最近見かけません。)

理想論を振りかざしたところで何の力を持たないものは、空論に過ぎないと武装支持派の人は言うでしょう。
しかし現実はどうでしょう。今、拳銃、武器で毎日何人の人が亡くなっているでしょう。
イラクはどうですか。アメリカ兵は、武器を持つ事で自分達の身を守れていますか。
武器の所持が禁じられている日本と比べてみてください。
少なくとも、爆弾で大量に人が死亡する事はありません。