8月29日 札幌Vs甲府 厚別 曇り

コンサドーレ スタメンは以下の通り

GK
1藤ヶ谷陽介 (23)
DF
14田畑昭宏 (26)
4曽田雄志 (26)
6大森健作 (28)
MF
16市村篤司 (19)→2岡田佑樹(20)
19鈴木智樹 (19)
30権東勇介 (21)→24上里一将(18)
20和波智広 (24)
25桑原剛 (19)→FW23斉川雄介(19)
FW
11相川進也 (21)
28清野智秋 (22)

前半の平均年齢は、22.5歳、後半選手交代後は、22.4歳
MFは、なんと20.1歳

MFは、コンサドーレU-19と呼んでも良いかも知れない。
今期の試合を選手育成と考えれば、このまま若手に経験をつませる事もよいかもしれないが、チームとしてとサポーターが辛抱ができるかと言うところである。

今日は、新人の今後の可能性を見ることを主体に見ていた。(それでないとゲームに感情移入できない試合だったため)

U-19世代で今日良かったのは、上里選手。後半出てきて直ぐの動きはすごく落ち着いていた。合格点を与えられると思う。

桑原選手もがんばっていたのだが、まだプロ選手としての体力、パワー不足が見られた。相手選手の寄せに簡単に飛ばされていたのが残念。

斉川選手は、出場時間が少ないため今後わからないが、コンサドーレのFWに足りないものは、ゴール前に飛び出す瞬間的なダッシュのスピードであるため。もしその能力があるのなら楽しみなのだが。

鈴木選手、ボランチの位置に入っていた。彼は上の3人以上の出場時間が有るのだが、驚くほどの成長が見られないのが残念だ。まだ回りを上手に使いきれていない。
周りが上手い選手ばかりなら輝く事ができる選手だろうが今の選手では自分が動き出さないと結果が出ないのではないだろうか。

この4人がオオバケしてくれたら今後楽しみなのですが。

それよりもこの上の世代の伸び悩みが何とも歯がゆい。市村、岡田は、まだ試合に出ているからよいが、尾崎、吉瀬は中々試合に出られない状態であるのが心配である。
またその上の世代の相川も、パフォーマンス的には伸びていない。2年前の鮮烈なデビュー後ひざの故障もあったため仕方がないのだけれども残念である。

今日の試合は、前半の惜しいチャンスが2度有ったのだけれども、それが決められない。
それが今日の試合の全てであった。
甲府の2点は、全てセットプレー。
いつもの事だが、試合が途切れ再開後直ぐの集中力のなさを何とかしなければ今後変わりようがない。
きっと選手全体に守備の意識を集中させる事ができるようなチームリーダが不在なのが全てだろう。
全盛期の秋田のような選手が一人いるだけで違うのだろうが、今の選手の中からそれが育つのは不可能に近い。来期の補強もそのあたりを入れるべきだと思う。

それと、藤ヶ谷選手、折角、佐藤洋平選手からレギュラーを奪ったのにその後の輝きが消えてしまった。コーチングのもっと大きな声が(スタンドに聞こえるくらいの)ない。もしできるならして欲しいのだが。

あと感想。
観客は、日曜で6千人とのこと。招待の団体が結構いたので実際はもっといたと思う。
スポーツ少年団の子供達が大勢来ていたことと、子供達のTシャツの背中の名前が、ウィルや洋平であったのが少し悲しかった。

J1に上がる時のあのJ2時代の今の川崎のような試合の熱気が思い出され、思わず視線は雲にかすむ遥か彼方の手稲山を見てしまった。
心なしか曇っていたのは、雨が降っていたせいか、はたまた涙でぼやけていたのだろうか。