自衛隊が・・・

日本の自衛隊もとうとう、軍隊とみなすという既成事実が着々と作られていき、国民の合意も無く多国籍軍の一員となる今日この頃です。

敗戦後、警察予備隊として創設され、その後、自衛のための軍隊として自衛隊ができました。
国民への説明としては、敵が攻めてきた時に、国民を守る、国防の役割をはたすのが勤めだと言ってきたはずです。
諸外国にも、あくまで防衛のための兵力であり、軍隊ではないと説明してきて、国民も半信半疑ながらその説明を受け入れてきたわけです。
諸外国は、そんな説明を信じてはいなかったでしょうが。

今回の、イラクの派遣に関しても、戦後復興支援のために送り出したわけです。そのための活動を、国会は、国民の代理としてそれを決議したわけです。

今回の多国籍軍の参加は、国民が了解していない事実です。
ブッシュ大統領に会うため小泉首相が出かける前に、多国籍軍に自衛隊が加わるという話は、政府に事前に有ったのでしょう。

その時はまだ、国会期間中でした。
何故、その時にでも政府は、こういう話がある。国会で審議したいと言わなかったのでしようか。

首相は、国民の代表でですから、決定権は持つはずです。しかし、帰国後の国民の了解を得る事をせず、閣議決定で参加を決めてしまうのは問題があると思います。

皆さんも、日常、上手く言いくるめられて損をした経験がないですか。
そんな時、泣き寝入りします。
それとも怒ります。
今回、明らかに自衛隊の今後を変える大事な決定です。
自衛隊が日本陸軍、海軍、空軍に表示が正式に変わる決定なんですが、
きっと、そういう意識を持たない国民が多いんでしょね。

私は、あくまで自衛隊は、自衛隊のままであって欲しい派です。