風向き

アメリカ大統領は、ブッシュさんに決定したようです。

とりあえず、小泉さんは胸をなでおろしているでしょう。

日本的には、アメリカがこけたら一連托生ということになったわけで、素直に喜べないところが有る。
しかし、ケリーさんがなってもアメリカ追随主義は変わらないでしょう。

でも、日本があるべき姿がアメリカの背中の陰から世界を見ると言うような状況を是認するのが良いのか悪いのかを、国民一人一人がこの先100年とかの長期スパンで考えておかないといけないと思う。
実際そうならなくても100年後の日本のあるべき姿を考えていなくては、舵を失った船と同じでいつまでたっても目的地にたどり着く事はできない。

それにアメリカが、この何年か後、世界のお荷物にならないとも限らないし。そうなった時は、共倒れを覚悟してないといけない。
その覚悟が、日本国民全員が考えているとはとても思えない。考えているのは自分の精々5年、10年の生活であって景気や経済に関しては、この先1,2年くらい良けりゃ良いんじゃないと思っているのに間違いない。


だけども、このようなことを書いていると、人に、ハト派、タカ派なんていうレッテルは存在しないと言う事が良くわかる。

存在するのは、人それぞれに時代の風向きを受け止めて行った表現が、ハト寄り、タカ寄りとする他人の評価である。
もし自分の意見が、自分の所属する組織と異なれば出て行くか従うかの違いであって、全て同じ考えを持った人ばかりが組織内は言うに及ばず日本にはいないのである。

この場で自分の書いていることが、リベラルだと言うことは良くわかっている。しかし、その考えの中には、右よりの考えも含まれている。それに10年後は全く考えの違う人間に変わっている可能性もある。10年後の自分は、今の自分を完全否定しているかもしれないのだ。
同じように、国も5年後10年後の考えは違うかもしれない。しかし、10年前に考えた100年後の日本のあるべき姿を元に予定を変更していかなければ継続性は得られない。

100年後の日本や世界はどうなっているのでしょうか。それをこの目で確かめられないのが残念です。だから、舵取りが難しいともいえるのかもしれません。