信じることは救われる

アメリカでは、人は神様が作った特別な生き物である事を、学校で教えなさいという運動がある。

 自分達をサルと同じにしないでということらしい。

 そのため、ダーウィンの進化論を唱えるものは、迫害されるらしい。


 もう一つ、イランのアハマディネジャド大統領が、ホロコーストはでっち上げと言ったこと。

 この2つに共通することは、実際に自分の目で確かめたとしても、信じないということ。

 目の前で実際起きたことを何度も説明し、その場では納得しても、一度席を離れると、種や仕掛けがありダマされていたといって説を曲げようとしない人はいる。

 100人居ればきっと10人ぐらいはいるのだろうか。残りの90人は、目の前の事実を見れば、その事を納得するし、その説を信じる。

 これは本当に人間だなと思う。

 信念を曲げない10人は、正しければ良いのである。コペルニクスでさえ、地球が回っているといって迫害されたが、自分の説を撤回しようとしなかった。もし、残りの90人の中に入っていたら、自説を曲げたかもしれない。

 このように、残りの90人の生き方も正しいといえない。種や仕掛けもあるトリックでダマされてしまうからである。

 普通、指導者が、10人の中の1人であり、国民が90人である事の方が多い。指導者がフラフラしていては、あぶなかしくて付いて行けないからだろう。

 信念の人の信念が、間違った方向でさえなければ国はやって行けるのだろうが、間違った方向の国が近くにあればそれだけでも充分危険なのは間違いないところである。