天下り

土曜日も朝から、TVにはみのもんたさんが登場。朝からお元気な姿を見せておられました。

 そこで出ていたのが、天下りの弊害である特別会計予算の無駄遣い。役人の出世争いは厳しいのだろうが、仲間意識は相当なものである。

 役所の中で競争していても、自分たちの利害に関しては一致団結。また他省庁の縄張り争いもあるのだけれど、官僚という職業の権益を守ることに関しては、意思統一がなされている。ある意味人間らしい。そんな事は、どこの企業、学校全てのところで起きていることで、役人だけが清廉潔白などということは当然無いのである。

 だから、お互いを監視させる装置が必要になるのだろう。そして、相手の非を見つけ出せば自分たちの得点になるというルールができる。
 するとお互いのあら探しに懸命となり本来の仕事を怠る、または、新しいことにチャレンジしなくなると言う弊害が出てくるのである。

 特別会計と言うのは、国家予算でカバーできない部分、継続事業のための財源、あるいは緊急時のへそくりであったはずである。しかし、その原点が忘れ去られ、いつの間にか便利な打ち出の小槌になり、毎年償却しないと来年同じように使えないお金になってしまったのである。

 解決方法は、やはりお互いを監視させる仕組みを作らなければならない。それに対してきちんとした評価をしてあげる。節約し合理的な運営をした省庁或いは官僚にはそれ相当の評価を与えることにすればよい。ポイント制である。官僚と言う資格を更新性にして、年間何ポイント以上上げられなければ、出世できない、或いは昇給できないようにするのである。
 これは、医療系の資格に取り入れられている方法である。

 でも、これだけ国民の間で取り上げられているのであるから、そろそろ官僚の皆さんも本腰を入れないと、官僚制度がいらないということになると思うよ。