札幌 vs 仙台

厚別の試合だったが、その日は、出張のため録画で見る。

 試合は、3-1で勝利。それも、曽田選手が退場という状況での勝利。

 やはり、一人少ないと、全員が守備の意識から入り試合が出来るため動きが却って良くなるのは以前からのチームの傾向である。同じ人数の時でも、上手く試合を作れればよいのだが、責めの気持ちが勝るのと、他の選手に責任転嫁してしまう守備で、何時も中途半端な守備をしてしまうのだが、そろそろ選手たちも気づく必要がある。
 
 攻めと守備のバランスを上手く取れれば、良いチームになるのだが。

 翻って仙台。このままのチームでJ1に上がっては、チームが崩壊しそうな予感が他チームながらする。この実力では、今の京都、福岡と同じ苦しい戦いを強いられそう。もう一年J2で過ごせば、今の若い世代も成長しそうだが、こればかりは、予想が付かない。
 今のJ1とJ2では、段々チームの実力が明確化してきている。J1の上位チームがあり、中位チーム、J1の下位チームとJ2の上位チームが同じ程度の実力か?J2の中位と下位チームは同じ程度。

 簡単に言えばJ3が増えれば、リーグはすっきりするかもしれない。やはり、Jの上位チームは、スポンサーの力が大きい。強力な外国人選手、日本代表選手、それぞれが上手くかみ合っていると、J2の上位チームでも中々太刀打ちできそうに無い。J2の下位チームなど、こつこつやりながらシーズンを戦っていくしかなく。幸運が舞い込まない限りJ1の道は遠い。このままだと、所属選手も向上心を失っていく恐れがある。かといって、J2所属の有望選手がどんどんJ1に上がると。有望選手を失った、チームはまた下位に沈んでしまう。この辺りのバランスをどう保つか。

 札幌は、今のレベルは、J2下位グループである。J1に行ったとしても、勝てるチームではない。上がったとしても、他のチームのお得意様になるだけである。勝てるチームを作るには、1,2年ではすまない。10年はかかるだろう。それも順調にいってこそ、もし失敗し続ければ、万年J2で、たまにJ1の昇格争いに顔を出せる程度になる可能性のほうが高い。

 現実は厳しいのだ。