5年目になった911

2001年9月11日は、世界貿易センタービルに旅客機が衝突した日である。

 あの日、自分は何をしていたのか思い出せない。仕事が丁度忙しい時であったからかもしれない。その5年は、自分にとっても極めて慌しい日々だったことを思い出す。
 そして、その頃と今では少しずつであるが変化してしまった。

 世界にとって、あの事件は人々にどのような影響を与えたのだろう。もし何も影響を受けなかったといったらウソになる。少なからずあのアメリカの、やられたらやり返すの精神は、世界を動かしてしまったのだ。

 その結果、本当に幸せになっただろうか?アメリカ国民は精神的な満足感を得ただろうが、それに支払った犠牲者の得られただろう幸せを集めたものより幸せを得られたのだろうか。

 最近の報道で、フセイン大統領とビンラディンは、関係が無かったという報告書が出された。それは、復讐を開始したが、殴り倒した後でごめん人違いだったと言うことに等しいことである。殴られた方は、瀕死の重症で加害者に文句も言えない状況である。加害者は、お前の顔が似ていたから悪いんだよと開き直られている状況である。

 これから、911とは別にそのことは検証されるべきである。それは911を正当化するものではない。

 しかし、この日が起きなければ世界はどうなっていたのか分からないが、この日が世界を大きく変えたことは間違いない事実である。