読書の秋

秋の夜長は読書に限る。
 
 近頃のTVは、改編時期とあって、やたら特番ばかりである。にぎやかと言うよりうるさいに近い芸人や、たいした興味を引かない内容をタイトルで釣ろうとする番組が多い。
 そこで、読書なのである。

 昨日の夜もついつい面白くなって夜更かしをしてしまった。睡眠不足は、次の日の仕事に差し支えると思いながらも、もう少しもう少しと午前2時まで起きてしまった。今日の朝はさすがに眠い。

 本と言えば、小学生、中学生の頃、地元には本屋が一軒も無かった。今で言うコンビニの雑誌売り場の量くらいの本が文房具屋さんにおいてある程度だったのである。それで、学校の図書室を大いに利用した。毎日、毎日本を借り、小学校を卒業する頃には、小さな図書室の蔵書の3分の1程度は読んだのではないだろうか。それは、中学生時も続いた。

 小学生の時代に面白かった本と言えば、「少年探偵団」「シャーロックホームズ」「怪盗ルパン」のシリーズである。あの頃も夢中になって夜更かしをしてしまった記憶がある。でもふらふらになりながらも授業中は居眠りをしなかったと思うがどうだっただろう。

 そんな読書も、最近は、近くにあった少し大きな本屋が閉店してしまい、本を買う場所すら無くなってしまった。そのため興味のある本を買おうとしても車で行くしかなくなってしまった。
 インターネットで買うと言う方法もあるが、中身が分からないことや直ぐ手に入れることが出来ないので、中々利用する気になれない。

 活字離れが言われて久しいが、やはり手軽に持ち運びできる本は活字中毒者にとって無くてはならない存在である。何とか近くに手頃な本屋さんが復活してくれないかと思う。