年を取る

年を取ることは、良い意味で使えば経験を重ね、物事の判断を的確に行えるようになると言うことになるのでしょう、まあ、そのように年を重ねられず、退化していく人もいるでしょう。

 経験は、積み重ねられるのですが、体力の積み重ねは殆ど不可能に近いと思います。私も趣味の一つでマラソンを走るのですが、若い頃と同じ練習をしても確実に記録は落ちています。それを挽回すべく、更に練習量を増やしても体のあちこちが悲鳴を上げるだけで、自分に無理をしていると感じます。

 そのように、年を取るということは、体力を低下させることに他ならないと言うことを実感する毎日なのです。

 また、体力、知力共に、若い頃の積み重ねが年を取るにつれ重要だと言うことが実感として感じます。如何に若い時に修練を繰り返すかが、やがて年老いた時に分かるものだと思います。ただし、年を取ったからと言って、学ぶことをやめたり、訓練することをやめるとそれだけ、若い時の積み重ねをただ食いつぶすだけだと言うことも理解しておかなければなりません。

 やはり人間、老いても年輪を積み重ねる必要があると、自分に言い聞かせる必要があります。それが無いとどんどん怠け者になって行く自分がそこにいるのです。