マラソンの夏

漸く北海道に夏がやってきたようだ。それでも雨が多い。

 北海道でマラソンといえば、北海道マラソンである。それも真夏の札幌市内を走るのである。体感温度は30度以上。地獄である。

 そして、その大会での完走を目指して訓練中である。以前よりこのことに関して何度か書いてきたが、今年もまた、それを書く日が来たということである。いつもこの大会に練習をするのだが、元来暑さに弱い体質であるため、8月の半ばで丁度ばててしまう。この辺りの調整は、何度やっても難しい。

 そのため今年は、毎朝短い距離でも良いので走ることを目標にトレーニングを続けている。その為か、体重も順調に落ちてきており、5,6kg落ちてきている。病気ではなさそうなので安心しているが、この調子で、真夏の暑さを乗り切れることが出来れば、制限時間以内に走りきることが出来そうである。

 それと、走り方に工夫を凝らしている。一つは体軸を意識し、股関節を大きく使うような走りと、長い距離を、同じペースで連続して走ることである。

 股関節の可動域を大きく使うことは、ストライドを伸ばすことに繋がる。5cmでも大きく使えれば、両方で10cm伸びる計算である。これは大きい。一歩に同じエネルギーを使うとすれば、スライドが1mとすれば、10%の節約になるのである。

 また、同じペースで走る練習は、一人で走る場合、ペースが速くなったり、遅くなったりしてしまう。しかし、大会は、一定のペースが完走に繋がる。周りに惑わされないペースで走る練習をしていなければ本番も出来ないからである。

 これから本番の夏、万全の体調で乗り切りたいと思う。