松坂投手 ボストン決定

今朝7時からのTVの多くは、ボストンレッドソックスに入団が決まった松坂投手の会見が放送されていた。

 6年契約60億円。1年で10億円もらえるわけである。うらやましいがそれだけの才能があった証である。
 ま、この世に野球というスポーツが無ければ生かせない能力なので、野球があって幸せなことだと思う。
 
 そうすると、マリナーズにいるイチロー選手の評価がやはり低かったということになる。一流選手の活躍なのだが、日本から見る限り数ある選手の中の一人という扱いのように見える。やはり野球は巧打者より強打者、その強打者をねじ伏せる好投手というように評価されるのであろう。

 日本では、最近プロ野球人気の下火が言われているが、国内の市場のほかにアメリカという市場ができ、活躍できる職場が拡がった事は、今一生懸命練習を積み重ねている野球少年の励みになるだろう。Jリーグが始まったころから野球人気は翳りをみせ、プロ野球の下にある社会人野球のチームが続々解散や廃部をし、将来の進路に不安を与えてきていた。それが、ここ数年の大リーグで活躍する日本人選手が増え、抜けた部分に空きができたわけである。

 しかし、大リーグの日本人選手の参加による活性化は、日本でのプロ野球の人気選手の離脱による人気の低迷と表裏一体の関係がある。今後手をこまねいていては、更なる人気の低下を生むだろう。

 解決策をプロ野球側が持っているかが今後の展開に大きく影響するのは間違いないところである。