投票日間近

いよいよ次の日曜日が投票日となった参議院選挙。今日の朝日新聞の一面には、堂々と「自民惨敗か」と言うような見出しが躍っていた。

 本当にこの報道どおりになるのか、それとも違う結果になるのか矯味は尽きない。

 これだけマスコミが自民党惨敗を言い出したとき、国民の反応はどうだろう。一つは勝ち馬に乗ると言う心理が働き、地すべり的野党の大勝利になるのか、或いは、判官贔屓の心理から自民党が持ち直すのだろうか?

 もし、判官贔屓の心理が働くとすれば、やはり総裁の国民の人気がどの程度有るかに掛かっているだろう。ある意味、参議院比例区の全国区は、党首の人気投票という側面がある。
 小泉前総理のように、マスコミに非難されようとも、国民に人気があれば負けはしない。

 その点、安倍首相は、如何にも温室栽培されたような感じで、裏で何を考えているか分からないような腹黒い人物には見えない点は高評価だが、上手く世の中を渡ろうという発想が足りない部分もある。
 そもそも「美しい日本」などと言う発想は、イデオロギー的な観点から言えば落第である。美しいという価値基準が不明なものを持ってくる時点でマイナスだった。

 後一つ、この選挙結果を左右するのは、投票率である。自分の予想では低いと見る。
 
 最近の話題で、期日前投票が多いと言われている。この投票の数は、放って於も投票に必ず行く人である。何時も投票に行かない人は、この制度が有っても殆ど行かないだろう。なので、純粋に日曜日投票に行く人は、何時も行く人である。

 よって、投票率は何時もと変わらないか、却ってこれだけマスコミが既に選挙が終わったような報道を繰り返しているため、浮動層の大半は投票に出かけないと読む。

 さて結果は如何に。