8月7日

安倍内閣の支持率が下がっているそうである。あれだけ惨敗した参議院選挙を考えれば、当初の人気は浮動票のようなものだと言うことが判るし、この支持率の世論調査そのものが雰囲気とか、なんとなく回答すると言うような意味合いを多分に含んでいるものと思われる。

 もともと安倍さんの人気は、あの人気者の小泉元首相が推薦した人物だったと言うしか過ぎない。その世間の情勢を汲み取り、この人が首相なら自分の選挙も安泰と考えた自民党の国会議員が選んだに過ぎないわけである。

 その上辺の部分が剥ぎ取られ、これだけマスコミに叩かれればその内に同情票も沸いてくる可能性があるが、それもまだ今のところ無い。後は、任期中に総理としてのパフォーマンスが発揮できる場があり、そこで八面六臂の活躍でもすればそれこそ浮かび上がる可能性も無きにしも非ず。
 
 本人としては、是非とも洞爺湖サミットまでは任期を全うしたいと考えているだろうし、自民党サイドもサミットを退任の花道とすることを了承したのだろう。そうなれば、サミット後に行われるであろう、衆議院選挙が今後の日本の舵取りをするのがどちらの政党になるかの焦点になるだろう。


 話は変わる。

 朝青龍関、横綱である。あと親方である高砂親方元朝潮)の関係である。師匠と弟子の階級制度が息づく相撲社会において、親方と横綱の関係はどうなのだろう。ニュースを見ている限り、ほぼ対等の関係といってよさそうである。それが不思議と言えば不思議である。

 横綱引退は、勧告するけれど強制的に辞めさせることはできないらしい。本人の意思がありそして声明しなければならないと。それだけ相撲界に於は別格の扱いになってしまうのだろう。

 おさがわせ横綱の先輩としては、横綱輪島関が居たが、まだ昔からの相撲界の伝統を守っていたかもしれない(本当の所はわからない)。それが伝統社会には嵌らない横綱の登場によって変わってきたかもしれない。
 それが、まだ伝統を重んじる人たちの砦である横綱審議会の面々が存在する限り何時かはこのような時が来ると感じていた部分もあるのではないか。

 相撲界も変わる時期がとうとう来たのだろう。それをどう変えていくかは、相撲協会の責任だろうし、それによって相撲の歴史が終わるのかもしれないし、又盛り返すのかもしれない。
 しかし、国技として今後も続けるのならやはり伝統と格式は避けて通れないだろう。


 みのもんた「朝ズバ」の不二家の問題。これは、不二家とTBSという争いの他に、裏に流れる、みのVSマスコミの密かな争いなのかなと思う。みの氏に関しては、自分の経営する会社の問題を週刊誌に報じられたり、色々取りざたされることが多い。それが、今回の話題によって一挙に吹き出すかもしれないところに興味を持っている。
 安倍総理ではないけれど、一度叩かれると誰も彼もが非難する世界、みの氏の場合もこれを契機に揚げ足を取られる怖れは大有りである。
 あれだけ正義を振り回していた人が今後どう言うやり方で難局を乗り切ることができるかお手並み拝見である。その危機管理能力は、世の中の管理職と呼ばれる人たちのお手本となりうるかもしれない。