土曜日

朝カーテンを開けると外は雨。小降りで左程でもない。秋の長雨とは言うが、土日と雨が続きそうである。

 今日は、午後から札幌ドームに行く。当然サッカーの試合のためである。J2も終盤に差し掛かり首位とはいえ負けが続けば、2,3位との差は縮まりそれなりに選手達にプレッシャーが掛かる時期でもある。外野は、勝て勝てと言うが当の選手達にとっては、どうにもならない部分がある。それは運命というものに左右されやすくなる。

 この時期に思い出すのは、2年前の甲府との一戦である。札幌がリードしていながら、立て続けに得点を入れられ負けた試合だった。その頃もう札幌は、昇格は無理な状況で、対して甲府は、昇格戦線を戦っていた。
 そしてその時の甲府の選手の気迫溢れるプレーに敵ながら天晴れと思い、更に昇格を目指すチームとそうでないチームの気持ちの差を感じたものである。

 現在札幌は、その当時の甲府と同じ状況にある。さて選手達の勝とうと言う気力はどの程度あるかこの目で確かめて見たい。
 前節の徳島との試合、あの時は気持ちで既に負けていた。2点目を入れられた時点で大半の選手が諦めていたのではないだろうか。
 しかし、試合は何が起こるかわからない。明らめぬ気持ちが幸運の女神を引き寄せることができるはずである。

 それまでは、仕事をする予定であるが、ドームに足を踏み入れる瞬間が待ち遠しい。はたして何万人のサポータが集結しているだろう。選手達にサポーターの熱い気持ちを伝える瞬間を見ることができるだろうか。そして、選手達がサポーターに気持ちを見せてくれる瞬間はあるだろうか。