かぐや姫の視線

日本が打ち上げた、月探査衛星の「かぐや」が月の映像を届けてくれた。

 昔、小学生の頃にアポロが月面に着陸して以来の動く映像である。あの時は、授業を中断してTVを先生が見せてくれた。
 あの時と同じ白黒の映像である。そういえば記憶はうろ覚えだが、アナウンサーが「人類の偉大な一歩であります。」というようなことを興奮して伝えていたはずである。その頃の記憶は、殆ど白黒写真のように断片でしか覚えていない。

 話は今に戻るが、月面のクレーターの数は半端ではない。もし人類が月で生活をするなら、地中深く居住空間を作らなければいけないと思わされた。

 昔、アニメで見たような透明なドームで覆われた基地など考えられない。それでもそんな宇宙基地を想像した自分がいる。

 きっともう自分が月に行く機会は得られないだろうが、お金が掛かろうともロマンには違いない。その日が来るのはいつなのだろう。