記憶

守谷元次官の件。国会の舞台で人間の記憶について明らかにされた。

 国会は、いつもは非現実的世界でできていて、いつもなら人間の記憶が曖昧になる所である。いうなれば記憶喪失が横行している場である。

 ところがその記憶が曖昧になる場で、両方とも記憶が鮮明であったらしい。しかしどちらか片方は、妄想が入っているわけである。

 そして額賀さんが持ち出した証拠品が、デジタルカメラで撮られた写真。アナログの写真でも、アリバイ工作のためにわざと日付をずらすと言うトリックがあった。ただそれだと余りにも証拠になりにくく探偵小説でも殆ど使われないものである。
 でも、もしそれをも偽造したとなると政治生命を失いかねない行為なのでそこまでやらないと考えられる。
 
 それにしても、人間の記憶は大脳で作られるわけだが、そこに障害があれば間違った記憶が出来上がることがある。これは、多くの脳に障害を受けた患者さんに見られる事象である。
 どちらかが何らかの障害を受け間違った記憶ができたか、それとも故意に発言をしているかどちらかということだろう。

 ただ、この問題、守谷元次官の犯罪性を追及するなら、本筋は防衛族の利権であり、ここから突破口を開く考えは作戦としては如何だろう。もしこれで失敗すれば、この問題もうやむやになってしまう。
 可能なら、証人喚問をする人は、武器購入にかかわっている商社の担当者を呼ぶべきだろう。