景気の話

正月も三が日が明け、そろそろ正月の雰囲気が抜けた。来週は成人式があるがそれが終われば少し落ち着いた日常に戻るのだろうと思う。

 正月、デパートや電器店を巡ったのだが、それなりに大勢の人がどこの店もあった。北海道もそれなりに景気の回復傾向にやった来たのかもしれない。

 それでもこの冬、仕事にありつけない人の話題を良く聞いた。また現在働いていても正社員ではなく派遣の仕事が殆どであるとも。

 これほど職場が派遣、正社員と二分化され、このままの体制で行くと勢い年齢が高くなれば正社員としての雇用も難しくなるし、その後の仕事がどうなるかも不透明な部分がある。確かにそこで能力があれば、自分で会社を興すなり独立もできるだろうが、それができない場合、何もすることなく50,60になってしまう可能性がある。

 そうなった場合、その部分の雇用或いは生活保護などの心配をする必要がある。その時日本はどうするのか今から考える必要がある。

 以上のように、普通に正月が迎えられた人とそうでない人も同じように買い物に出かけていたのだと思う。しかし、見た目は全ての人が幸せに見えた。

 しかし、景気が良いといいながら、全ての利益の内の大半が金持ちの懐に入り、それ以外が巷に流れるという状況は、格差を一層広げるものになる。そして今こそ金が有る所から無い所へ利益を還元する方法が生まれてこなければ日本自体が立ち行かなくなるのは間違いない。

 しかし、今の政治も、企業献金などの絡みから政治家自体が企業の側を向いている。この先もきっと企業優先の方向に向かざる終えないだろう。
 
 格差是正する一つの方法としては、やはり金を持っている一部の層に、寄付金や基金の形で無い層に還元するしかないだろう。