最近の新聞

最近また、広告面が多くなったように感じる。以前から紙面の30から40%を占めていたが、実感として50%が広告面のような気がしてきた。
 更に記事の内容が、何か実感の伴わない内容構成であり、簡単に言ってしまえばWEBと同じなのである。この感想は、自分が年を取ったせいなのかもしれない。ただ言える事は、記事を書いている人の文章構成力が落ちているなと言うことである。これも自分の印象であるのだが。

 これは単なる批判かもしれないが、売り上げ部数の減が内容にも影響を及ぼしてきているということだろう。新聞社もそろそろリストラ或いは、給与カットの時代になってきているのか。

 更に言えばこの売り上げ減も、インターネットと携帯電話の普及の余波をもろに受けているといってよい。今の教育は小学生からインターネットを授業に取り入れてきている。しかし、新聞社にそれへの危機感が無かった。相も変らず、大学受験の問題に引用されましたと言うのが宣伝文句でそれ以外に公教育に対して新聞の利用方法に関して対策を怠った付けが今になって現われ始めたというところである。

 この先、10年もすれば、新聞の読者層も半減するだろう。今の大手紙の中で何社が生き残れるだろうか。

 ただ、新聞の利点は、長文を読むのに都合が良いと言うことである。PCの画面で、新聞に載っている情報量を読むと仮定すると倍の時間が掛かる気がする。その点は有利であると思う。
 その辺りの長所を生かし戦略を考えて欲しいものだ。いたずらに広告料で会社の業績を維持するのではなく、いかに読み物で読者を獲得するかで生き延びて欲しい。