台風一過

漸く台風が通り過ぎ、日本にも暑い夏の日差しが帰ってきたようだ。しかし、今年の夏は、台風が集団で来そうである。

 参議院選挙も再来週の投票日を前に一層運動に熱を帯びている。年金とか憲法とか色々な話題も重要だが、自然環境の変化による国の備えをどうして行くのかというのも選挙の争点にしても良いのかもしれない。

 地震や台風などは、避けることのできない天災と考えられ、もし被害が起こったとしても「しょうがない」と言う言葉で片付けられてしまう。
 しかし、日本の今後の繁栄を考えれば、やはり自然災害に対する備えは重要である。やはり自然災害に会い易い地域を指定しそこを重点的に解消しなければならない。

 今回の台風による床上浸水の問題も、川を全て堤防で固めるよりも、住居や町自体を堤防で囲むほうが経済的ではないだろうか。昔の人の知恵である「輪中」である。堤防と言う工事が人々に安心を与えたかもしれないが、まだ小さな河川の氾濫が簡単に水の被害を与えてしまう。

 今回のように水の被害があるのは、周りより土地が低い場合か、川の近くかである。そこは、代々の歴史で経験的に分かりそうなところである。しかし、住宅地の開発により、昔なら住まないようなところがどんどん開発されている。
 
 そのような危険地帯に住宅地を開発すべきではないのだろう。

 しかし、現在そのような危険地帯にお住みの人は、今後来るであろう台風に備え、住宅の補強は必要になるでしょう。あとは、被害にあった場合安全に非難できる経路を確保することをお勧めしまう。