マスコミ 対 安倍政権

何時も権力とマスコミの対立と言うのはお約束みたいなものがある。

 今回の選挙は、何時もよりまして、安倍政権に対する逆風が非常に強いものがある。前任の小泉さんが、マスコミに叩かれてもおばさんに代表される国民の人気がすごくて政権を維持できたが、それに比べ、国民の人気が今ひとつ盛り上がらない安倍さんの政権は非常に厳しいものがあるといえる。

 最近マスコミの一部の発言に安倍さんを擁護する発言が増えてきたのも、余りの人気の無さに、色々な方面からの根回しが出てきたことが伺える。
 このままでいけば来年のサミットまでは持たないだろう。

 しかし、後任の最右翼にいた麻生さんも、今回の失言が少しそれを遠ざけた感があるし、ここは、福田さんがここに来て、今まで表舞台に立っていなかったことが幸いして漁夫の利を得ることができるかもしれない。

 人の世と言うのは得てしてそういうもので、静かに待つことで朗報が来ることがある。

 本当に潮目が変わるのは早いものである。

 さて、安倍政権の命運も後残すところ1週間。吉と出るか凶と出るか?ある意味今後の展開が風雲急を告げると言うところか。