札幌 vs C大阪

ドームで久しぶりに行われた試合。事情によりCS録画。

 天候に関係なく行うことのできるドームの試合。ただ相手にしてみれば、真昼にあの少し周りが薄暗いドームで行うことは、何時もと違った感覚に陥るのかもしれない。

 試合開始から、お互いに、イージーなパスミスから相手に取られ逆襲にあう展開を繰り返す。セレッソは、あくまでキレイにパス回しをして相手を崩そうとするが、フィニッシュが中々決まらない中、札幌は、速攻から西谷選手のスルーパスを受けた中山選手のシュートがポストに当たりその跳ね返りを、上手くつめていた藤田選手の所に転がりシュート。これが札幌の先制点となる。

 その前から、西谷選手からのいいパスが有り、何度かチャンスがあったが決め切れなかった。漸く成功したといってよい。

 点を取られたセレッソはかさんに攻めるが、中々得点を入れることができず、前半終了。

 後半開始早々、FKのチャンスから、池内選手のヘディングがポストに当たり、その跳ね返りをダヴィ選手が強引にシュート。それが決まり札幌2点目。

 その後は、セレッソが前掛りになり攻め始めるがオフサイドや高木選手の鉄壁の守備でゴールを割らせない。

 そして、札幌に3点目が入る。西谷選手のシュートが相手選手の足に当たりコースが変わりゴール。

 その後は、セレッソの攻撃を押さえきり3−0で札幌の勝利。


 何時も言うようだが、相手は、攻められた気持ちが無いままに得点だけが入る。札幌マジックというべきか。これ程不思議な負けは無いだろう。セレッソも良く動き攻撃を繰り返していた。今までの試合なら得点が入っていただろうチャンスもことごとく決まらなかった。

 これをマジックと言わざる終えないだろう。

 目標の勝ち点90まで残り25点となった。選手達や関係者は、心に思っていても言い出せないだろうが、回りで見ている方にとってはもうカウントダウンに入った状態である。

 3位との勝ち点差も13となり、一時詰まった差も又開くことができた。ただこればかりは安心とはいえないが、少し心の余裕を持って試合を見ることができる。
 
 ただし、ヒーローインタビューの大塚選手の頬がしっかりとこけていた。相当絞られてきて、体力的にも疲労のピークをどの選手も迎えているだろう。やはりここは控えの選手が出てきてどれだけ戦えるかが勝負の鍵となるだろう。どのチームも状況は同じである。

 幸いなことに、控えの選手達も試合に出ればそれなりに活躍してくれることは本当に心強いことである。