PCが、個人所有となり、多くの所有者がインターネットに接続するようになってから数年が経過した。
このような事になるとは、本当は数年前まで想像もつかなかった。以前の通信は、モデムで時間が掛かり、接続は従量制であり、通信費用に多額の費用が発生した。
それが、今では、常時接続で、街中では無線LANが使えると言うような状況にもなった。しかし、いくら使い放題とは言え、電源をONにしたままでは、省エネに反する行為であり、何時までもPCに電源が入っている状態は、やはり受け入れにくいものがある。
すると使用時に電源を投入し、使用が終われば電源を切るという使い方をされるようになる。
そうするとどうなるかと言うと、PCの電源を入れる度に、WindowsのUpdateが始まり、ウィルススキャンソフトの定義ファイルのdownloadが始まるのである。
そこに例えば、PCの時刻を合わせるソフトや、メールをスタートアップに登録していれば、ウィンドウが開いた後、更にまたインターネットに接続を行う。
すると、起動して直ぐに使いたいものが、中々正常の動作をしてくれなくなるのである。
それが嫌なら、起動したまま使えと言うことだが、それも前述したとおり省エネに反すると言う思いがある。また、電源を入れていても、省エネモードにしていると、使わない状態では、自動的にモニターやハードディスクの電源が落ちるため、電源を入れなおすと同じ状態になる。
PCそのものは、アメリカではじめに使われだしたものである。かの国は、省エネに関して寛大であった。きっと開発者は、電源を切らないことを前提に設計を行ったのだろう。
日本人がこんなことをのたまえば、きっと「そんな使い方は前提としてない。」といわれることだろう。日本人或いはその中の一部の人には受け入れられないことでもある。
そんな気持ちでこのblogを書くわけだから、少しマイナス効果が現れているのかもしれない。