人の寿命というものは、生まれながらにして定まっている。それが途中で何らかの理由でもって抜け落ちていく。そのため平均寿命などと言う概念が生まれてくる。
さて今世の中は、健康ブームである。やせるために運動をし、健康のためにサプリメントを飲む。それがどれほど健康に役立つか分からないが、それを自分が行うことで精神的な安らぎを得られていることは間違いない。
しかし、すべての方法は、飽食に対する対処法であり、粗食を日頃から行っていれば太ることは無い。
さらに言えば、飲むサプリメントにどれほどの効果があるか？良薬は口に苦しというが、もし飲んで直ぐ健康になるような薬であれば、どこかに反動はあるはずである。それが副作用と言うものである。
現在市販されている健康食品の殆どは人畜無害であるか、或いは服用を続けることで必ずどこかで反動はあるだろう。どの健康食品も長期の効果を確認してはいないからである。将来どのような結果が生まれるかは神のみぞ知るだろう。
健康でありたいと願う気持ちは、翻って自分の隠れたエゴイズムをさらすことになる。すべての食、快楽などの欲求を求めながらも健康な肉体を求めると言うのは究極の望みである。もし本当に健康になりたいと言うのなら、すべての欲望を捨て去ってから始める必要がある。
ただ、永遠と垂れ流され続ける、朝のTV番組を見ていると国民は洗脳されているとつくづく思う。健康は与えられるものでなく、自然と自分についてくるものである。それは自分の生活態度を映す鏡だから。
