道路特定財源

繰り返しこのBlogで主張している道路特定財源の問題について、政府与党が合意した。
その金額10年間で59兆円。年間5.9兆円で道路を整備するわけである。そしてこの予算への批判をそらすため地方へのばら撒きと言える内容を含んだものが出来上がった。

 結論は、立派な道路ができた時に、その先に住む住民は、年金も減り、十分な医療を受けるために、その道路を使い都会の病院に係り、そしてそこに住む若者達は学校を含め都会に引き寄せられていくことになる。

 国会議員の皆様の活動は、地方ではない。その地方へ里帰りして選挙カーを走らせるために道路整備をし、更にその道路整備に関わる土建業者を潤わす。そして政治献金を受け取るのだ。
 回りまわってこれを決めた国会議員に国の税金が入ってくるわけである。特定の業界への利益誘導の構造は収賄と同じなのだから是非とも検察庁は摘発して欲しいものである。