WordPressMUをイントラネットで使用するため -その1

社内のネット環境で、blogを立ち上げようと画策した。
まず、MT4、Wordpressを検討。
ServerOSは、社内で余ったものを使ったため、WIN2Ksrvを使用。
WEBを構築するために、IISではなくApacheを使用することに。
またその環境は、以前一度別なサーバで運用したXAMPPで作ることにした。

XAMPPは全てのWEB用のアプリが一まとめになりバージョンの不整合を気にしなくて良い。これは以前、全てバラバラでインストールしたところバージョンの不整合で苦労したことが理由。
運用は、社内のイントラネットでするためセキュリティにそれ程気を付ける必要がないのでこれをインストールして程々に設定を行う。
更に言えば、社内でテストして本格的運用を考えるならイントラで色々セキュリィティ設定を試してみるのも良いはずである。

XAMPPはver 1.6.5 http://www.apachefriends.org/jp/xampp-windows.html (既にバージョンは1.6.6に上がっていました。)
またアドオンのperlも5.8.8をインストールしています。これはblogを動かすのに必須のようです。
installの詳しい話は、上記の「XAMPP for Windows」にあります。

XAMPPのインストールに関しては、本当は別のドライブにインストールして安全性を高める必要があります。ただし今回、MT4をインストールしようとしたとき色々工夫して失敗したのですが、その時に色々とやったみた経験上、割り切ってデフォルトの設定にしようとしたわけです。もし、installを違うドライブにした場合、apachephpの設定(httpd.conf、php.iniなど)を変更しなければなりません。
今回は、いうなれば、まず色々試す前に動作させて検証することが必須ですから、その辺りで時間を無駄にしてはいけないということです。時間が余っているならこの辺りから時間を割いても問題はありません。ですから自分の場合もXAMPPのバージョンが今では次のものになってしまっているというわけです。

そのためXAMPPは、cドライブの直下にXAMPPというフォルダ名でインストールしました。別のドライブにするならそれなりの設定が先ほど言った様に必要です。
その後、perlのアドオンを入れます。これはinstallerで入れたほうが間違いないようです。

そして起動すると、apacheMySQL、FileZilaが自動的に起動するようになります。FileZilaなどはFTPとしては優れものです。使う場合、クライアントにはFileZilaのクライアントバージョンをinstallする必要があります。
次に入れるのが、WordPressMU本体(公式サイト:http://mu.wordpress.org/からdownloadします。現在のバージョンは1.3.3)です。実は、この前に既にシングルユーザー用のWordPressをinstallして試してみましたが、こちらは比較的すんなり何もしなくても動きました。そのためWordPressMUも簡単に入るだろうと思ったのですが、それは間違いのようです。このあと苦労しました。

苦労した理由は、一つあって、WordPressの設定をそのまま残して作業を開始したことです。もともと同じものから派生したものですので、WordPress導入時に色々設定が重複しています。もしここでトラブっているのなら全てのものを消してしまいましょう。MySQLに作ったデータベースも削除しておきます。

準備が済んだら、私は、公開ディレクトリィのpathにWordPressMU用のフォルダを作成し解凍した全てをコピペしました。(XAMPPのそのままの設定であれば、XAMPP/htdocsの直下です。)
そのあと、MySQLWordPress用のデータベースを作成します。これは、XAMPPをインストールし、最初にアクセスして開く画面にあるphpMyAdminを使えば簡単です。)
次に、ブラウザーを使って、先ほど作成したWordPressMUのフォルダにアクセスします。(http://192.168.XX.XX/hogehogeなど)
するとインストール画面が立ち上がります。ここで開かない場合もあります。それはどこか設定が違うということです。もう一度見直す必要があります。
正常な場合、WordPressMUの表示がでて英文が色々書かれています。ついそのところを読まずそのまま入力してしまいがちです。私もその一人です。色々苦労した後に、英文の最初に注意書きが書かれているのに気づきました。
まず一つ目は、mod_rewrite.soを有効にしろです。これはApachehttpd.confの中の該当行がコメントアウトされていますのでこれを外します。
もう一つは、設定中は先程作成したWordPressMU用のフォルダとその中のwp-contentは「777」その後は「755」にしなさいということです。

設定で注意が必要なところは、余りありません。メールアドレスもどのように使うかでメールサーバを設定する必要があります。この辺りは後でもできるので、メールサーバを動かしていないなら適当な名前で構いません。「localhost」もそのまま変更しないでも動きます。ユーザー名、パスワードは、MySQLで作ったデータベースのユーザー名を使います。

最後にLOGINのユーザー名とパスワードが表示されたらそれを書きとめておきます。何故なら適当なメールアドレスにはそのパスワードが送られてこないからです。

ここで、先程あった注意の一つであるパーミッションを変えておきます。
Windowsの概念では、余りパーミッションは意識されませんので忘れがちですが、これをしておかなければログインできないようですので忘れずに。
設定の仕方は、フォルダのプロパティからセキュリティタブを開きます。デフォルトでは、セキュリィティの継承にチェックが入っていますのでそれを外さないと設定ができません。
everyoneが全てチェックが入っているので削除します。そして改めて追加します。そのときは、読み取りと実行、フォルダの内容の一覧表示、読み取りにチェックをいれます。ついでにIUSERも同様の設定で追加しておきます。またこれでは、修正できなくなるのでAdministratorsを追加して全てにチェックを入れておきます。

あとはアドレスを入力し、ログインするとログイン画面が表示されます。これで成功です。

何かの役に立てれば幸いです。あと間違いがあるかもしれません。また運用上の設定等はおいおい書くことにします。