ペット

既に朝の日差しは、春めいてきた。

 昨日は、外を走ってきた。6kmくらいの雪道だったが、難なく走りきれたことに少し自信を回復した。
 もう半年以上練習を休み、何もしない時期が続いたからである。去年の体の故障は異常で色々な箇所が悲鳴を上げていた。それもあって走るのを止めていたからである。

 そうして走るうち、飼い犬を散歩する姿に良く出くわした。本当に犬を散歩する人が多い。それも自分くらいの年齢の辺り以上の人が多い。
 それもこれも子育てに一段落し、何か心の隙間を埋めようとする行いに近いものがある。自分も猫を飼っているのだが、行動が人間で例えて言うなら2,3歳程度のものがすごくかわいく思うのだろう。
 
 それが、自分の心の隙間を埋めるというものなら、ペットを飼うのは精神衛生上良いことである。

 まあそれでも、犬の散歩時の色々なところにおしっこをするのはまだ許せるとして、糞だけは片付けて欲しい。そろそろ雪が融け始めると、冷凍保存された糞が顔を出し始めるからである。
 冷凍保存されているため匂いはあまりしないのだが、歩道の真ん中に驚くほどの数があるため踏んづけてしまうのだ。これは余り良い気持ちはしない。
 きっと夏なら持ち帰るものも、冬ならその上に雪でも被せとけと考える飼い主が多いのだろう。

 ペットは自分にとって良い影響を与えてくれるなら、他の人にもその良い影響を分け与えてくれるようにして欲しいものである。