ガソリン

朝もやが広がっている。そのため太陽も丸くその中に浮かんでいる。このもやも地上の温度が上がれば自然と消えていくものだろう。
 今日は暑くなりそうである。

 
 ガソリンの値上がりがひどい。きっと都会に住む住民それも便利なところに住む人、そして公用車がありその燃料代は税金で負担されているような人にはこの異常な値上がりを感じていないのであろう。

 今年の始めが、120円台であったから今の180円と言う値段は丁度1.5倍になった計算になる。これは、車を使う人間にとって一大事の出来事である。例えば月2万程度の給油をしているいる家などは1万の出費増になっている。

 この状況で国民の暮らしを守る政府は何をしているかといえば、更に増税論議を始めようとしているわけである。しかし、選挙前の今の状況で消費税の話は出てこない。それ以外のものとしてタバコの値上げが話題に上がっているだけである。

 何とおとなしい国民だろうと思う。例えば、石油危機に備え日本に石油備蓄基地がある。その石油を市場に放出すべきだろう。それはもともと税金で溜めていたものである。こんなときに使えば国民も納得するだろう。石油価格は、投機対象となったため上がっている。これ程の値上がりは実体価格を無視しているわけだから早晩暴落するだろう。そういった意味で、国内のガソリン価格を抑えておくのも一考である。

 今、緊急に手を打たなければ、その他の物価が上がったまま高値安定して全体の価格が固定してしまう。今の一部の企業を除いた勤労者の低賃金の状況は変わらないわけであるから。このままの状況は、生活困窮者を増やす要因になり更に景気の後退を招くことになる。

 しかし、この期に及んで、太陽エネルギーだのECOだといっている政府にはあきれてしまう。