アフラトキシンの話題

空は、雲一つ無い快晴。しかし、抜けるような青空ではなく、少しくすんでいる。今日は、一日中晴れの予報なので日中の気温もあがるだろう。こんなに晴れて過ごしやすい日は、全ての国民が戸外に出て日光浴が可能になるように臨時休業すれば良いのにと思ってしまう。先週末は余り天候が良くなかったので、この日に週末を振り替えるようにすれば良いのではないか。一人、二人で生活しているならそれも可能だろうが、そんなに世の中は簡単には動いていないようだ。その秋日和の中、自民党の総裁選の話題が、テレビ、新聞で連日報道されている。あの突然の解散の責任の所在も不明のまま、更に福田政権の得失を整理しないまま、日本の政治は動いていくことになる。本当にそれで良いのかと思ってしまう。更に、大相撲の大麻事件、あれ程大げさに騒ぐニュースなのだろうか?大相撲の話題より、事故米の不正流通問題のほうが重要なニュースだと思うのだが、マスコミの腰が引けている。あれだけ食品偽装に時には大げさに反応し、マッチポンプのように騒ぎ立てていたはずなのに、今回の事件の報道のギャップの大きさに驚くばかりである。今回の事故米には、残留農薬のほか、ダイオキシンの10倍の毒性のあるアフラトキシンが含まれた米が流通した事件なのである。いつもなら、食べても問題のないレベル、例えば賞味期限の改竄、客の食べ残しを出した吉兆の問題など、生命になんら影響を及ぼさないものに対して、「食の安全」を声高に訴えて報道していたはずなのにである。何故マスコミの報道の腰が引けているのか邪推すれば、今後この問題が広がればこれを原料にして食品を作っていた企業がダメージを受ける恐れがあるため様子見しているものと思われ、これが自分たちのスポンサーに影響を及ぼさないと見れば報道をはじめるのだと思う。今は、どの程度影響を及ぼすか事態を静観中というところなのだろう。それが本当だとしたら、まさしく報道の私物化だろう。もし、自分たちにプライドがあるのならこれを取り上げてしかるべきだろう。もし出来ないのならやはりマスコミはということに成るのだろう。