曇り空が広がる。晴れ間は見えない。このまま一日曇り空かもしれない。「秋深し隣は何をする人ぞ」 色々な意味に解釈できる俳句である。例えば夕飯料理で作る匂いが道路沿いまで漏れてきて、今日はこの家の食卓に上る食事を想像できたり、塀越しに見える庭に植えられた花木の手入れから庭弄りの好きな人が住んでいることが判ったりするものである。 と思っていたら、庭木の手入れは、日中専門の業者の人が来ている事を後で知ったりするので注意が必要である。まさしく隣は何をする人ぞで本当のところはわからない。そして人間もそうである。自分の持っている印象と、他の人が思う印象が全く違うことが良くある。自分だけの印象では、良く見えるのだが、自分の前だけでよくしている場合が良くある。まさかあの人がと言うことがたまにある。また、これは男から見た見かた、女から見た見かたと言うのも有る。男の常識は女の非常識かもしれない。そういうことも大いにありこれも頭を悩ませる問題である。人の世はわからぬことばかり、それもまた人生なのだろう。