渡り鳥

晴れ。少し雲は多いが、日差しを遮るほどではない。少し夜中は冷え込んだが、朝日が差してから暖かくなった。9月頃から、渡り鳥の姿を見かけるようになった。北から南へ向かうのだろう。群れを成して飛んでいる。今朝は、電線にムクドリ?の群れを見つけた。小規模な群れだが、行き遅れてしまったか。何時もは本当に群れを成すと言う表現がふさわしいほどいるのだが。渡り鳥の大群も目的地に到達するまで、病死したり、外敵に襲われたりで何割かは脱落してしまうと言う。鳥は鳥なりに生きている。それにしても、あの小さな体で、1日に何キロも飛翔すると言うことは信じられない気がする。もともと飛ぶために特化した体をしているのだからそれは当たり前のことといわれればそれまでなのだが、生き物のすごさを感じる。どうしても、人間は生き物を擬人化したがる。家で飼うペットがその代表だが、全てにおいて行動を人間に当てはめようとする。生き物はそうは考え無く行動しているのだろう。鳥は飛び、蟻は地面を餌を求め移動する。それは、本能に基づいた行動なので、それが名誉のため金儲けのために行動する人間と違うところである。たまに自分も本能で行動したいと思うときがある。しかし、本能で行動すると不味いと言う自制が働くから今の自分があるのだろう。そしてこの箍が外れれば問題行動となるのは世間一般常識から言って間違いないところである。