年金テロ

今日は、雲が3割ほどある。朝の気温は、零下になったのではないだろうか?霜で雑草が白くなっている。 昨日、厚生次官の元経験者、その妻と相次いで襲われた事件があった。 まだ、事件の全容がはっきりしない段階であり関連性は不明であるが、同日に類似の事件が起こる確率も低いため、何か関係があるのではないかと考えるのが普通だろう。 今の年金問題は、普通に業務を行っていれば、これ程の事態にはならなかったと思われる。その業務を他の方向で行っていたことが問題の根源にあるのだと思う。  そして今回の犯行の動機として予想されるものは、厚労省の職員に対する見せしめという事になるのだろう。 しかし、幾らそういった事件を起こしても、組織としての役人体質は変わらないだろう。更に言えば、責任の押し付けが起こり誰も責任を取らないという体質はより一層強化されるだけだろう。 そして、社会的責任を持つような非常に重要な政策も、自分が責任者にならずに済むように済ませてしまう恐れがある。こんな事件を起こしても何も問題は、解決しない。 ただ、やはり気になるのは、厚生次官を退職後の経歴である。2人とも同じように天下りをしている事である。エリートコースというものの凄さを感じさせる。 このような団体を、自分たちの受け皿として任期中に用意しておく官僚たちの頭の使い方が見事というしかない。