最後の戦い

朝の6時頃から降り始めた雪は、まだ降り続いている。雪の結晶は、成長しきっておらず小さなものである。冬本番を告げる雪は、ボタン雪と呼び、結晶同士がお互いに結びつきそれは大きな塊になる。 その点、この雪は、まだ6角形の綺麗な形には成っておらず、かわいいもんである。この程度で一日降り続けたとしても10cm程度にしかならないのではないだろうか。 もう街中は、クリスマスの飾りつけが進んでいる。そこだけ景気と関係なく華やいだ雰囲気である。今年も残すところ4週間あまり。残りの間どんな事が待っているのであろうか?もしかするとこのまま世界が消滅しているのかもしれない。 今日のドームで札幌は、鹿島アントラーズと試合である。相手は、優勝の掛かる一戦。対して札幌は、既に最下位を決め正に消化試合である。更にスポーツ新聞では、鹿島の選手たちの試合に掛ける意気込みが伝わる記事が踊っている。 そして記事の内容は、当然鹿島が有利であるとさも札幌が負けて当然というのが前提で構成されている。それは、札幌の存在を無視したかのような扱いである。 これを見て、札幌の選手は相当悔しい思いをしていると信じたい。そうでなければ選手とは言えない。もしベンチ入りするならその前に辞退すべきものである。 今季最後の戦いをして欲しい。残念ながら私用で自分はドームに駆けつけられないのだが、札幌が札幌らしい戦いで勝利を収めることを祈っている。