判っちゃいるけど止められないんでしょ皆さん

今日の朝のニュースを見ていて憤慨してしまった。
 
 ・揮発油税
 ・議員退職金
 ・補助金を受けた団体からの寄付金

 まさしく、国会議員の皆さんは、自分たちが何のために国会に出席していらっしゃるかわからない。
 もし可能なら、国会議員の数は今の半分でも良いと思えるくらいのもんである。

 烏合の衆は、いくら集まっても個人を超えられないかえって劣化するの例えであるが、まともな発想ができる国会議員がいないのであろう。
 議会制民主主義がまともに機能することが理想であるが、かえって邪魔の何物でもないのかもしれない。まともな政治家が100人程度いればまともな国家ができるだろうともうが、これも100人の精鋭が集まってもこの2割くらいしか使えなくなることは自明の理。

 最初の冒頭に上げた揮発油税の問題、自分の認識では、原油枯渇の危機が叫ばれ、そのためエネルギー消費を抑えるためにワザと小売値を上げるための措置だったように思う。それが今のように高騰するとは考えていなかった時期のことである。

 しかし、自動車社会をここまで築き上げた日本で、自家用車や運送用のトラックが無ければ社会生活に支障をきたすとまでは考えていなかった。
 昔なら、鉄道がありバスがあり、それなりに不便ではあったが交通手段はあった。しかし、田舎では鉄道が無く、バスも無く、車だけが都会的生活を送るための方法になってしまったのである。

 そんな日本に作り変えてきたのは、国なのである。

 日本の車産業を、世界に通用するように育て上げるためにこれまで手を変え品を変え作り変えてきた結果が今であり、他の交通手段を作り上げてこなかった。これはまさしく自動車産業のための一大プロジェクトであったわけである。

 しかし、時代は変わっている。少なくともこの先、自動車が今以上に走れる世の中にはなりえない。日本の基幹産業である自動車製造業が世界でも通用するのは後何年かだろう。それまでに次の産業を育成しておかなければ、日本自体が劣化していくのは目に見えているわけである。
 
 また、揮発油税の使い道が地方への財源らしいが、政府の勝手な行いがまた地方へ負担を強いるということに他ならない。
 またこの法案を通過させるために衆議院で再可決をするということらしいが、そうなったら直ちに衆議院を解散させ総選挙を行うのが筋であり、ねじれ国会を引き起こした責任が当の自民党にあることをお忘れではないか。

 あと衆議院の比例区、これは直ちに廃止すべき。比例区は、与党の敗者復活戦に過ぎない。この分の議員は必要ないはずである。
 国会議員を半減すれば、その余った費用で退職金にあてるという法案なら自分も賛成する。それくらいの努力をしてからいうべき問題である。