NECのMATEの件

今日の朝は、暖かいと感じられるほどであった。それでも零下10度前後なのだから、人間の対応力はすばらしい。きっとアラスカの人やシベリアに暮らす人も長い冬の間体は慣らされ、適応力がついていくのだろう。


 本題は、PCの故障の件。職場では大量のPCを購入し、使用している。それは全て買取で購入している。
 今まで購入した製品は、数多くあり、その中には一部の部品の不良により、同じロットものが全て故障してしまうという災難に何度も見舞われている。
 
 そして今回のその不良品は、NECのMATEである。もう2年前に購入したものであり、確かに壊れることは覚悟のうえであるが、それが全て同じ症状で壊れていくのである。

 その症状は、電源投入時に電源が入らないである。更に同様に使っている最中にハングアップする。その時のメッセージは、USBへの供給電力が限界を超えたというものである。最初の故障のものも、USBのマウスを外したり、イサーネットケーブルを抜くと起動することから、MBの供給電力量の問題らしいということがわかる。

 このような現象は、HPのe-vectraというコンパクトPCでも起きていた。これはマザーボード上のコンデンサーが劣化して電源投入時のサージ電流を供給できなくなったことが原因であった。
 類推するに今回の出来事は同じようなことが起こっていると思われる。

 内の職場にも、色々なメーカーのPCを使用している。DELL、HP、IBM、NEC、EPSONなどその時の製品の中から一番使いやすそうなものを20,30台という単位で購入している。

 そのため、どうしても近い製造番号のものがそろってしまうため、同じような故障が次々と起きる結果となる。実はそれが困りものなのである。その製品は眠らしているのではなく、日常業務に使用しているものである。代わりのものを置き換えたとしても、保存したデータを移植したり、その現場で使用しているソフトをインストールしたりすることで結構な手間がかかり、更に修理に日数が掛かることが多い。
 そのため代わりに使用するPCが不足するといったことも起こる。

 大量に購入する際、やはり故障率の低さが大切である。いくら製品の保障が5年あろうとも、修理に出す間のデッドタイムとデータの消失は損害である。その点で言えばPC製品は落第である。どのメーカも一律に故障し、それも1,2年のうちに発生する。当たり前に言えば、あってはならないことだが、当たり前に起こるためそれに慣れてしまうという現実がある。

 また、OSも頻繁に代わるため買い替えのサイクルが短いというのも消費者の感覚を麻痺させている。

 それにしても、NECの技術力は落ちているのだなと思う。一昔前の98のころの信頼性が夢のようである。壊れないものも存在するのだろうが、今回は当たってしまったと考えざる終えないのだろう。

 最後に、一番故障率が少ないメーカーはというと大量購入したものではEPSONであった。別にこの会社の宣伝をするわけではないが、当たりが良いかったのだろう。一度も故障していない。長い年月で見れば部品の劣化が進むころに起きてくるかもしれないが、これは褒めてよいことである。