政局

今日は晴れ、冷え込みも厳しいがマイナス5度とそれ程でもない。

 経済が傾きかけて、この先が不透明なときに限って政治家は、足元しか見つめていないということがよくあるが、今回もその通りの様子である。

 福田総理も、サミットという晴れの舞台が待っているためか、この状況をズルズルと続けるつもりらしい。
 国民の気持ちはこの先の日本がどう生きていくのかの道先案内人を求めているのであって、決して幽霊屋敷の案内人を求めているのではない。
 幽霊屋敷は、入って出る間だけスリルを味わうことを知っているのだが、今の世の中そのいつ幽霊屋敷に入ったのも判らず、更に出口さえもわからなく、更に脅し役のお化けすら廻りにうごめいている状況である。
 
 ここで通路の矢印が見え出口のほんの僅かな明かりでも見えればそこ目掛けて走り出せば良いのだが、その案内の矢印があらぬ方向をさしてしまっているから不安なのである。

 この不安感を取り除くには、最早政権交代しかない。どちらかが多数派をとりその政治手法を見守るしかない。それ以外に日本を曲がりなりにもとにかく前進させるほう方があるというのだろうか?

 90年代に自社体制が終わり、社会党は見る影も無くなった。もう一つの片割れである自民党も既に自分のコーナーに追い込まれている状況である。
 この閉塞感は、見ている国民が感じている事実なのである。もう良いだろう君は頑張ったよと言っているのである。

 後は、託した道先案内人が新しい方向を正しく指し示していることを祈ることしかできない。民主党がこけてしまえばお先真っ暗だが、もしかしたらその方が日本は、生き返ることができるかもしれないと思う。
 この流れを変えるには自民党は下野するしかないと本当に思う。