晴れるそうです

今日も朝は曇り空。しかし昨日よりも気温が高く感じられる。それでも10度前後なのだから慣れと言うのは恐ろしい。
 今日の日中は晴れとの予想である。3日くらい降り続いた雨もようやく峠を越したかのように見えるが、既に低気圧が近づいているためまた下り坂になるのは間違いない。

 5月6月は、本当に寒かった。ゴールデンウィークも天候は良くならず、その後も土日は天候に恵まれず。更にガソリンの値上げで遠出を差し控えた家族も多かったのではないだろうか?

 今日の新聞は、ガソリンが170円台に達したと言う記事一番目に付いた。この状況にわが国の首相はどこにいるかといえばドイツだという。
 更にその旅際に、米の減反政策に対して、「もっと若い人は米を食え」と行政府の長としての発言とは思えない言葉を残して旅立って行ったらしい。おわっとる。

 きっと心の中で自分の任期はサミットまでと考えていらっしゃっており、自分が辞めた後のことは後の人がやってくれると言う腹積もりなのでしょう。
 
 また、官房長官の町村さんのあの斜め上を見上げた発言。米作りの産地である北海道出身とは思えぬご発言は、既に自らの政策能力の欠如を公にさらしたもの。
 減反政策をここまでズブズブと何の政策もなしに、農民に補助金と言う名のお小遣いをばら撒いてきた事の結果が今の状況なのだと言うことをさっぱり理解していない。
 もし、そのお金を有効な農業政策に費やしていたら今の農村は無かったし、食料自給率は増加していたに違いない。
 
 そもそも減反政策による補助金の農家への給付は、農家の若者が専業農家になる道を閉ざしたともいえる。なぜなら米を作らずとも金が入る農家は、農業が近代化しているため、農作業はじいさん、ばあさんだけでも余裕でできる状況になった。
 力が余った若者は、自分の自由になるお金を稼ぐため外に働きにでる。すると嫁さんは外で見つけ、農家に戻ることも無く都会に永住してしまう。その結果が、今の農村の高齢化の現状である。
 
 もし、減反政策にばら撒いたお金を農業の生産効率の向上や農村の近代化に回していたら、今のいびつな人口構成は無かった。更に言えば、高速道路なども有効に活用されていたかもしれない。
 たらればの仮定の話しはさておき、政治家の未来への想像力の欠如は、本当に一般人と変わらないと言うことが立証され、その下で働く有能な能力を持っているだろう官僚も迷走するということが明らかになった。

 まあ、これからの10年は日本の将来を決める上で大事な10年になる。資源を持たない国である日本がこの先生き残ることができるのか、このまま斜陽しても健全な社会が営める程度の国力を維持できるかの瀬戸際であると思う。