今日もまた厚い雲が空一面を多い、ひんやりした風が吹いている。天気予報では、晴れるということだが俄かに信じられない空の様子である。

 今日残念なことに、朝、歯を磨いているときに左の大臼歯の一部が欠けてしまった。20年以上昔に被せたところなのだが、金属で覆われていない部分の歯が欠けてしまったのだ。

 別に歯の治療が否だという訳ではない。歯の治療にかかる期間が否なのである。ある歯医者などは、治療に要する期間がとてつもなく長く、更に混んでいるため予約をしていても一時間以上待たされることは当たり前でそれ以上待つことがある。それなら予約時間を最初から一時間遅らせてくれれば問題ないのにと思うのだが、そうもいかないのは百も承知である。
 承知しながらそれが否だと言うわけである。一週間程度で治療が終わる歯科医院があればうれしいのだがそうはいかないのだろう。

 20年前ならまだ歯科医院も近所に少なく、歯科医院は殿様商売であった。前述したように患者を待たせるのは当たり前、歯科医の態度も横柄な場合があった。それは病院も同じだったかもしれない。
 しかし今では、歯科医院は20年前の5倍以上に増えた感がする。以前なら1Km四方に歯科医院は1件あるか無いかだったのが、今ではその範囲に5,6ヶ所開業している状態である。以前の儲けを維持するためには相当な努力が必要になっている。

 そこで自分の歯科医院選びであるが、待たされないなら空いている歯科医院があるのはある。しかし空いている理由があるはずで、中々そこへは行き辛い。繁盛しているところは予約が一杯で待たされる恐れがある。
 後は腕の問題だが、そのうでの良さと言うのは、中々伝わってこない。受診した人の評価が伝わりにくいものがある。ネットでも検索しても本当にそれが事実なのか疑わしいことが書いてあることもしばしばである。

 歯科医院選びからはじめるこの憂鬱さは、朝の気持ちを滅入らせるのに充分である。