北海道マラソン

空の八割方は雲で覆われている。このまま曇りのまま日中から雨が降り出すようである。冷え込みも無く暖かい朝である。昨日は、札幌市内で北海道マラソンが開かれた。例年何故かこの日だけは、晴れ間が多い。昨日も例に漏れず朝はまだ曇り空だったものが昼近くには日が差し気温もグングン上昇し始めた。外気温は27度、湿度70%以上というのは、蒸し風呂に近いものがある。この気温の中選手が走るのだから溜まったものではない。北海道マラソンは、開始からTV放送がある。日曜の昼間のマラソン番組として続いてきた。幾ら北海道とはいえ残暑厳しい折の大会である。せめて昼間でなく午前中の大会であればそれ程選手に負担は掛からないはずであるが、日本はそうではない。スポンサーの意向が大会運営にも反映する。夏の日中フルマラソンを走るというある意味精神力が問われる大会でもある。見ているものはひたすらその暑さを感じながら応援するし、その中を走っているランナーはそれを体感しているわけである。放送実況中も、一人のランナーがフラフラになりながらコースを横切る姿が映っていた。きっと酷い熱中症になったのだろう。手当てを受けなければ命にもかかわることもある症状である。このまま真夏に続けるのなら、午前中の大会にすべきだろう。この先市民ランナーも多く参加する大会にするなら、事故が起き難い大会にすべきだろうし、視聴率もそれ程変わらないのではないだろうか? 更に交通規制も午前中に行われたほうが混雑の緩和にもなるはずである。大会は、男子は高見澤選手、女子は佐伯選手がそれぞれ優勝した。この気象条件にも係わらず独走で優勝した。立派なものである。今後の活躍が期待される。最後にこの大会が、多くの市民にも参加できるよう開始時間の変更があればと願う次第である。