TV

澄み切った青空が広がっている日曜日であるが、道内ではところにより雨が降っているようだ。前回途中であったTVはどうしたら良いのかという点について少し自分なりに書いておく。今の世の中にあってTVに当てる時間が、10年、20年と違い減ってきている。TVが出始めた頃家族皆で一つの番組を見るということが当たり前だった。それによって番組の取り合いまであった。しかし、それも今では一人一台専用のTVがあるようになった。それにより番組の内容も多様化した。見ているTVが世代ごとに専用になれば、どの世代にも見られる番組よりも、スポンサーがより売りたい世代が見る番組作りが主流になる。それが進んだ今、更に番組の色合いが鮮明になったことで、家族が一緒に見る番組は減り更に世代間の乖離が進む。TVは既に自分達で姿を変えてきたといってよい。見られる世代間の番組が増えるにしたがって、見る側もTVに拘る必要が無くなった。自分が見たい番組を録画しておき、見たい時間に見る、必ず放送時間にTVの前にいる必要が無くなったわけである。この環境に慣れた視聴者は、更に細分化されていくのだろう。それは、止めようも無い流れである。一つの媒体としてのTVは生き残るだろう。これ程便利に情報を家庭に流せる媒体は無いからである。TVから広告が離れ、制作費が減らされていけば放送局の生き残りという問題がでる。徐々に地方局から淘汰が始まるだろう。それをデジタル放送が拍車をかけることになるだろう。そして更に世代に合わせた、或いは趣味に特化した番組作りが主流になるだろう。