雨上がりの朝

今日は、昨日の夜の雨が上がり、晴れ間が広がっている。外は左程寒くなく過ごしやすい一日になりそうである。今日の朝の話題は、AIGの日本国内の生保会社の身売りと、大相撲の八百長問題だった。日本が、バブルの後遺症に陥り次々と金融機関が破綻した頃、ハゲタカファンドなどといわれた金融ファンドグループが生保会社を買いあさり転売して行った。それが今では身売りという時が来るとは誰が想像しただろうか? そして逆に、日本の金融機関が、そのアメリカの会社を買うときが来るとは、あのバブルの失敗以来もう無いと考えていた。歴史はめまぐるしく動くことを、人に教えるために史学はできた。その通りに世界は動いている。あたかも安定した時間はないがごとくの勢いである。却ってそれは、自分自身の人生もめまぐるしく変わるということを暗示している。大相撲の八百長も、きっと仲間内の阿吽の呼吸で存在するだろう。組織的に八百長をすることは無いだろうが、相撲取りの集団が狭い世界で共に生存しているのだから、その中で星のやり取りをしようというものもでてくるだろう。更に後一番で自分の地位と名誉と金が絡めば、その誘惑は大きいだろう。それに負ける人間がその中に混じるのは仕方が無いことである。その一部の行為が全ての力士に蔓延しないことを祈るばかりである。しかし、このような不正が有ることが、今回の大麻事件のように違法行為を是とする気室につながっていくことは間違いないことだろう。それにしても時代の流れを読むのは難しい。