かすみ

空は一面霧に覆われている。スリガラスを通すように太陽が見える。昨日は雨の予報だったが結局降らずじまいだった。世界同時株安から、その後小刻みに株価は乱高下し、見るに絶えない状況である。その間の国会と言えば、目立つのは、マルチからの献金問題である。このところ色々なリークがマスコミにあるらしいのは伺える。選挙を控え敵味方あるいは色々な方面から持ち込まれるのだろう。それにより日本が行うべき真の問題である、この恐慌にどう対処するかと言うのが国民に見えてこない。さらに中国の冷凍食品の問題も何ら解決の糸口すら見えない。この問題は、まさしく食品テロであるため、残留農薬などと言った国対国というより、犯罪者対日本の構図である。食品の製造過程でこういった問題は起きないと考えていた時代が、そういったところに犯罪者が紛れ込み容易に犯罪を起こすと言う事が問題なのである。既にこれは、検疫で安全を図れるという時代ではなくなったということである。更にその現場が中国であれば尚更日本の影響は及ばないわけで、全く悩ましい問題になっていくことになる。 と言うように日本の足元を掬おうとする事件がおき、更にそれを材料に日本の混迷を深めようと情報操作している輩が多いと言う事なのだろう。もう一つ付け足すなら、インターネットの世界も情報戦争の兆しが始まっている。Freeで色々な情報が集まる世界だと信じられていた場所も色々な人々が入り込むうちに、それが情報操作の道具として使われるようになってきた。その兆しは、既にお隣の中国で既に行われていた事なのだけれど、それが姿を変え色々な圧力として浸透してきている。具体的に言えば、検索窓である。検索のランキングを操作すれば、必要な情報は、何時まで経っても表示されることは無い。それは、一種の隠蔽工作と同じ事である。更にWEBコンテンツのフィルタリングは、将来的に悪用される事もありうる。しかし、今の現状は未成年者保護のためそれを受け入れざる終えない状況である。今は任意だが、将来強制に変わらないとはいえない。何でもできる自由な世界に悪が入り込む事で規制が生まれその世界を作り変えていく。残念。