札幌 vs 柏

J2降格が決定する試合だった。丁度、日曜日は、出張が重なり札幌とは真逆の地にいた。急いで車を飛ばし、帰宅したときには、既に後半に入っていた。相変わらず、攻めにメリハリが無く、決定的チャンスが決定できないというこれまでの札幌の戦いそのものだった。確かにこれではJ1にいることは難しい。 では、どうすれば札幌は、J1に定着する事が出来るのだろうか?優秀な若手が自分のユースから続出し、更に補強で優秀な外国人選手を加入させ、優秀な監督が指揮を執る。その3本柱が全て合わされば、J1定着どころか優勝を狙えるだろう。今年は、その3本がそれぞれ規定レベルに達していなかった。それどころか、開幕前から、補強に失敗し、けが人が続出するなど改めてフロントのマネジメントの拙さをさらけ出して出発してしまった。春にドームで開かれた選手紹介で感じた事は、この選手層ではJ1で戦い抜く事は不可能と言う事だった。新加入選手は、どれも前所属チームではレギュラー取りできなかった選手たちであり、外国人選手も計算できると思われるのはダヴィ選手だけという陣容をみてこれでは無理だろうと思わせた。外国人選手も、ノナト選手は鳴り物入りで加入した割には太りすぎで、途中から加入したクライトン選手も最後までチームに調和できたとまではいえない状況だった。そして、J2時代に才能を開花させようとしていた、西、岡本、藤田、石井各選手がJ1の高い壁に阻まれ思うような動きが出来なかったことが悔やまれる。ここで少しでも自身を付けてくれたらと思うと残念で成らない。来年は、J2である。また監督が交代し一からの出直しである。自分は三浦監督にもう一年監督をやってもらいたいと思う。監督に優秀なスタッフをつければそこそこ新しいチームを作り上げてくれると思う。しかし、内外野がそれを許さない事は承知している。でもまた振り出しに戻ってチームを作るメリットより、今は基礎を作った時期と思えばそれを完成させる事を任せる事がどれだけ大事だろう。さて来年は、どんなチームの姿を見せてくれるのか。