フェーズ5

 晴れ。でも朝方は冷え込んでいる。まだまだ、この寒さは続くだろう。

 

 とうとう、豚インフルエンザの流行は、フェーズ5まで来てしまった。

時事ドットコムhttp://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2009043000055&j1)引用

警戒度「フェーズ5」に引き上げ=新型インフル感染拡大でWHO

 【ジュネーブ29日時事】世界保健機関(WHO)のマーガレット・チャン事務局長は29日夜(日本時間30日早朝)、メキシコを中心に猛威を振るう新型インフルエンザへの警戒レベルをこれまでの「フェーズ4」から「フェーズ5」に引き上げたと発表した。

 メキシコ以外でも新型インフルエンザの感染による死者が出たほか、欧州諸国やニュージーランドなどに感染が広がり、世界的な大流行(パンデミック)に発展する恐れが高まったため。フェーズ5はパンデミックの一歩手前の状態を意味する警戒レベルとなる。

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これは元をたどれば、貧困の問題にぶち当たる。栄養、環境などは貧困により劣悪になる。その環境において豚インフルエンザが蔓延し、それが富裕層まで影響を及ぼすようになって初めて世界的対策が取られるようになる。世界的流行が始まれば、罹患に関しては、貧富の差は無くなる。

 

 この問題に対してまだ人類が無力なのは、ウィルスが形を変える事である。例え今回の流行しているワクチンが開発されたとしても、別な形に変異してしまえばウィルスは無力となる。更に、タミフルリレンザなどの抗インフルエンザ薬も無力になる可能性もあるからである。

 この流行は、きっと夏までには下火になるだろう。問題なのは、今年の冬、どの程度の流行を見せるか、その時にどれだけ流行を防げるかということだろう。

 景気対策とは別に、防疫体制の強化に予算を追加しなければならないだろう。もし可能なら、夏の間の下火になった時期に、豚インフルエンザウィルスが持ち込まれないようにするかが鍵になる。