ヨサコイ

 曇り空。外の気温は低い。

 今日から札幌では、ヨサコイソーラン祭りが開かれるが、今年は新型インフルエンザの影響を受けそうである。更に今日のこの寒さが加わって見る人が少なくなれば、踊る人にとって寂しい催しになってしまいそうである。

 この祭り、年を重ねるごとに徐々に伝統芸化しつつある。それがマンネリ感を生みだしつつあり、道民にとってそれ程重要なお祭りではなくなってきている。

 それを打ち破るには、参加型のお祭りの形式をもう少し拡大していく必要があるのだろう。一時期、誰でも参加できる時間帯が有ったが今はどうなのだろう。踊る人と見る人が入れ替われるようなそんな工夫をもっとしていかなければ、徐々に衰退していくのは明らかである。

 ヨサコイが札幌限定ではなく、全道で行われるような祭りにする工夫も必要では無いだろうか?何故なら、参加チームは全道から集まってきているのに、札幌限定のコンクールのようになってきてしまっているからだろう。

 札幌市民にとっても、自分たちが祭りの主役ではなく、踊り手側の自己満足を見物しろといわれても拒否反応を示すだろう。その感情をどうもって行くかが問われるのだろう。

 ここまで大きくなり、更に北海道のTV局が総出で番組を流しているのだから、もう辞めるという事にはならないだろう。そうだとすれば道外の観光客に頼らず如何にして道民のリピーターを増やすかか鍵となるだろう。