総裁の座

 久しぶりの朝からの晴天である。今まで長袖でも寒いくらいだった陽気が、半袖が丁度良い暑さに成ってしまった。あまりの寒暖の差に驚く。

 

 今朝の話題は、宮崎の東国原知事のことだろう。色々な意味で興味を引く。

 1.自民党の凋落の具合

 会談をしたのが、古賀誠議員という何やら怪しい動きと言えば言える。藁にでもすがる思いというのはこのことかもしれない。

 2.総裁の器

 確かに最近の歴代の総裁自体が、血筋の良さで決まってきた感がある。競馬と同じで、良血が必ずしも名馬となることは無い。それを実証し続けてきた感があるが、まだ知事になって2年ほど、更に実績もTVに出て宮崎県の特産物を売り歩く姿しか思い浮かばない。

 TVに出て宮崎の知名度を上げてきたがそれが却って軽いイメージを思い浮かばさせる。宮崎の財政改革を行ったと言うイメージが無いのが残念。そこで国政に打って出て日本を変える事が出来るかどうかは甚だ疑問。

 とはいっても他のTVに出ている自民党の国会議員も実績はそれ以下なので、変わらないと言えば変わらないのだろう。

 3.政治家の未来

 タレント議員が国会に出始めてから、相当な年数が経つ。最初は、参議院比例区の人寄せパンダであり、当選したからと言って確たる実績を残すわけでもなかった。しかし、その当選回数が増えれば、徐々に大臣を勤める人も出始めた。

 知名度が当選の条件になってきだしたと同時に、政治家が逆にタレントになろうとTV局に擦り寄っていった感がある。そして今の政治のショー化の時代がやってきた。

 しかし、政治は見世物ではない。パフォーマンスで政治が行われていては何時かは国が破綻する。

 色々他に感想があるのだが、結論を言えば、今の国民は、そのふざけた舞台劇も平気で受け入れる気がする。