与謝野問題

 晴れ。今日も暑くなりそうである。来週は7月、ここに来て初夏の趣を通り越して真夏の趣と言うところだろうか。今週は週末まで天気が良さそうなので、観光地の人出が増え、北海道の景気回復に役立ちそうである。


 今日の話題は、何やらTV局の話題には既に昇らなくなってしまったが、毎日新聞が活躍している。

 引用 毎日新聞http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090626ddm001010024000c.html

迂回献金:与謝野財務相側、別団体も オリエント貿易など、7年で1590万円

商品先物取引会社「オリエント貿易」などグループ5社の迂回(うかい)献金問題で、与謝野馨財務・金融・経済財政担当相側が、グループの別の政治団体「平成の会」からも、設立時の98年から04年まで計1590万円の政治献金を受けていたことが分かった。団体代表は「資金管理団体への企業献金が禁止されるので政治団体を作った」と改正政治資金規正法対策だったことを認めており、オ社などが二つの政治団体をダミーに違法な企業献金をしていた疑いが強まった。

 平成の会はグループ会長の下山弥寿男氏を代表に98年に設立。グループの政治団体政経政策研究会」(政経会)と同様、5社の役員約60人の給与から月1万5000~3万円を天引きし年約3000万円を集め献金した。

 ちなみにオリエント貿易は、先物取引を行う会社で、既に社名をエイチ・エス・フューチャーズに変えている。ネット上で検索すると、問題が多い会社だとわかる。

 上に書いたように毎日新聞が総力を挙げて追求している。それに比べ朝日新聞などは、既に紙面に追加の情報が無い。この温度差は、どこから出ているのか、勘ぐれば政治家との繋がり具合の差ともいえるだろう。

 この政治資金の問題、よきにつけあしきにつけ政治家に何時も絡まってくる問題である。それが潮目の変わり時に次々と公になり政治を混乱させる。

 今回の西松問題に続き検察の判断がどちらになるのか非常に興味深いものがある。その一つが検察のリークである。小沢問題の時は、次々と検察発の情報が紙面を飾り、世論を誘導しようとしていた、今回は、非常に検察は静かだといえる。その違いはどこから出ているのか気になる。

 このように検察の情報操作の仕方が異なれば異なるほど素人目には、何か裏があるのではないかと勘ぐらざる得ない。またこのようなことが繰り返し起これば、先に起きた西松問題の検察側の対応の不味さと言うのが際立つ。

 やはり、捜査段階の情報のリークは問題があるということである。それが国民の判断を誤らせ、しいては検察不信を生むことに成りかねない。それは、報道についても同様のことが言えるだろう。記事の仕方が違えば違うほど報道する側の姿勢が問われる事は間違いない。