東国原さん

 昨日の夜、雨が降ったようだ。朝起きてみたら家の前の路面は黒く濡れていた。ただその量は多くなかったようで、今ではすっかり乾いてしまった。

 相変わらず空は曇り、そして少し肌寒い。暑かったり寒かったりが続くと体の弱い方は、直ぐ体調を崩してしまう。我慢をすると症状は悪化するし、かといって病院に行っても治療する程のことでもないとの事で薬を処方されて終わりと言う場合が多い。

 

 東国原知事が飛ばしている。ただ余りにも飛ばしすぎのため徐々に国民感情から乖離し始めている。そんなに国会議員に成りたいのなら四の五のと言わず、直ぐにでも知事を辞めてしまえば良いのにと感じてきた。

 この辺りの戦略は間違っているとしか言いようが無い。ビートたけしさんが色々知事に言ったというが、最初の総裁にしてくれるならと言う言葉が、断りのための方便でなく、徐々に真顔で言われたものと知った頃から、この人の考えの突飛さが浮き彫りに成ってきたようだ。

 

 考え方がおかしいからと言って総理大臣になれないことは無い、現に今の総理大臣がそうであるし、その前の前の小泉さんもおかしな人であった。その間に挟まれた、安倍、福田元総理が常識人過ぎたために却っておかしくなってしまった感がある。

 最初は、面白いと言って眺めていた道化師が急に真顔になって動き出し、見ている人に引かれてしまうというのが本当の所、今日のTVで、前妻のかとうかずこさんを引き合いに出し、笑いを取ろうとしていたが、国民が求めていた役回りは本来そこにあり、如何に真面目に努力しているような姿がおかしくて支持していたわけである。

 その空気の流れの変化は、自身が芸人の時に感じた観客の反応と同じだと思うのだが、その察知力も無い様だ、だから三流芸人で終わってしまったのである。もう少し空気を読めば、本当に総理大臣になれる可能性があったはず。それを本当に逃してしまったと思う。