インフルエンザワクチン

 曇り。太陽の光が無いため風は非常に冷たく感じる。

 

 ここ北海道では、インフルエンザが徐々に大流行の兆しを認めている。夏休みが明けたというのに、小中高と学校の休校や学級閉鎖が相次いでいる。もう既に大流行の導火線に火が付き爆発寸前といってよい。

 衆議院選挙の最中でなのか、それとも能力が無いためなのか、国或いは地方自治体の動きは非常に鈍い。もう既に白旗状態に近いといっても良い。

 引用 毎日新聞http://mainichi.jp/select/science/news/20090825dde001040022000c.html

新型インフルエンザ:ワクチン確保、小中高と高齢者分も 特例措置で輸入--厚労相

 舛添要一厚生労働相は25日の閣議後会見で、新型インフルエンザのワクチンについて、優先接種の方針が固まっている妊婦や乳幼児、基礎疾患(ぜんそく、糖尿病など)のある患者、医療従事者に加え、小中高生と高齢者の分も確保する意向を示した。合計5300万人で、国内生産で足りない分を輸入する場合は、国内での臨床試験などを省略できる薬事法の「特例承認」を検討するとした。【清水健二】


 これも世界の中の日本として反感を呼ばないか心配をしている。世界的に供給が充分であれば外国からワクチンを輸入する事は問題ないだろう。しかし、現在のところ世界的に供給が不足している現状で、日本が輸入する事でその恩恵に預かれない国が存在する事になる。

 そのあたりの状況を上手く世界に発信しないと、日本という国の評価を下げる事になる。確かに奇麗事は言って居れない状況かもしれないが、貿易立国日本としては今後の影響もあることを理解して政策を取って欲しい。

 今回のインフルエンザワクチンに関しては、製造法に問題があれば却って多大な影響を及ぼす可能性がある。試験をしていてもインフルエンザワクチンによるショックも考えられるわけで、今回の新型インフルエンザワクチンの効果が未知数なだけに慎重に事を運ぶべきである。インフルエンザワクチンは万能薬ではない。