あほらし

 曇り。風は冷たい。今日から連休の人も居るだろうが、初日から天候は良くない。

 

 人の振り見て我が振りを治せとは言うが、無能な上司を見ていると本当は自分も無能だと言う事を見せられているようで心が苦しい。

 自分では、こんな人になるつもりは無かったはずなのだが、いつの間にかこの場所に座らせられているような何とは無く居心地の悪さを感じずには居られない。

 有能な上司が居れば本当に楽である。その人の後を影のように従うだけで物事が済んでしまう。その人のおこぼれも自然と手に入り何ら問題も生じないからである。まあ陰に隠れている分貰いは少ないがそれはしょうがない。

 しかし、その有能な上司と思っていた人が、無能だと分かった場合の対応が難しい。無能だけあってプライドは悪戯に高かったりする。それを上手く操りながらやり抜かなければ成らないのが非常に辛いところである。

 とはいっても先に書いたように、自分が本当に有能か冷静に考えれば、有能なところもあるが、能力が足りないところも大部ある。それが心に不安をもたらし精神が不安定になるということがおき易くなる。